2010年11月3日水曜日

時間がもったいないと考えると、何も出来ない

例えば、CDを聴く。

CDの枚数が増えれば増えるほど、これだけのCDを全部何回も
聴くことは到底できない。

と、考えてしまうと、なんか、じっくりとCDを聴きこんだり、
いろいろ聴いたりというのが、時間がおしく感じたりします。

また、本も、もしかして、この本棚にある本は、今後、一生の間に
目を通すことはないかもしれないと考えると、気力がなえます。

でも、実際には、時間がたっぷりありますし、すべてを楽しんだり、
把握したり、暗記したり、そんなことができなくてもいいのです。

所有しているということは、いつでも好きにできるということで、
その好きにできるということの中に、何もしないということも
含まれているのだろうと思います。

沢山持っているものを、一生退屈しないで済む。
と、考えることができたら、それだけで幸せになれるかもしれません。

とにかく、一度に聴けるCDは、一枚。
一度に読める本は、一冊。

目の前のことに集中しないと、それこそ、何も出来なくなってしまいます。

多読をする目的は、読まなくてもよい本を選別するためだ。
というのも、どこかで聞いたような気がします。